2009年 04月 01日
満開の桧原(ひばる)桜 |
福岡市の南部に位置する私たちの地域には、地域の皆さんに「檜原桜(ひばるざくら)」と呼ばれて親しまれているソメイヨシノ14,5本の古木の桜並木があります。毎年きれいな花を咲かせ道行く人を楽しませています。大きな池の堤防沿いに池の上に枝を伸ばしています。
この檜原さくらには「美しい物語」が秘められています。
現在はその横を広い市道が通っていますが、もともとはここには狭い農道しかありませんでした。市は3,40年ほど前、南部地域の開発のためここに広い市道を建設することを計画しました。そして工事に着工するためこの桜並木は全部伐採される予定になり、ある日蕾をいっぱいつけた1本の気が切り倒されました。
春の桜を毎年楽しみにしていた一人の住民の方がこれを見て、心を痛めました。そして次のような歌を詠み短冊にしたためて、桜の枝に下げました。
「花あわれ せめて後2旬
ついの(終り)開花を許したまえ。」
これを読んだ工事業者は工事を一時中断し、このことを市に伝えました。またこの短冊を読んだ地域の方たちも、自分たちの心を伝えたいとたくさんの歌を詠み同じように桜の枝に下げました。その短冊の中に当時の進藤福岡市長の返歌が下げられていまいした。
「桜花(はな)惜しむ大和心の麗しさ
とわに匂わん花の心は」
花を惜しむ人々の心は市長にまで届き、工事計画は大幅に変更され、桜並木を残す形で道路計画は変更されました。この物語はリーダーズダイジェストにも団いくまさんによつて紹介され、さらには全国校小学校の1年生、6年生の道徳の教科書にも取り上げられました。
この皆さんのやさしい心で今年も檜原桜は見事な花を咲かせています。
この檜原さくらには「美しい物語」が秘められています。
現在はその横を広い市道が通っていますが、もともとはここには狭い農道しかありませんでした。市は3,40年ほど前、南部地域の開発のためここに広い市道を建設することを計画しました。そして工事に着工するためこの桜並木は全部伐採される予定になり、ある日蕾をいっぱいつけた1本の気が切り倒されました。
春の桜を毎年楽しみにしていた一人の住民の方がこれを見て、心を痛めました。そして次のような歌を詠み短冊にしたためて、桜の枝に下げました。
「花あわれ せめて後2旬
ついの(終り)開花を許したまえ。」
これを読んだ工事業者は工事を一時中断し、このことを市に伝えました。またこの短冊を読んだ地域の方たちも、自分たちの心を伝えたいとたくさんの歌を詠み同じように桜の枝に下げました。その短冊の中に当時の進藤福岡市長の返歌が下げられていまいした。
「桜花(はな)惜しむ大和心の麗しさ
とわに匂わん花の心は」
花を惜しむ人々の心は市長にまで届き、工事計画は大幅に変更され、桜並木を残す形で道路計画は変更されました。この物語はリーダーズダイジェストにも団いくまさんによつて紹介され、さらには全国校小学校の1年生、6年生の道徳の教科書にも取り上げられました。
この皆さんのやさしい心で今年も檜原桜は見事な花を咲かせています。
by andrew-katsu
| 2009-04-01 17:29
| 福岡地方