2011年 12月 10日
晩秋の里山 |
晩秋の里山の風景です。断片的に取材した画像から描いたいわば合成の絵です。私はかねがね絵は描く人のイメージの創作だと思っております。たとえば文学にしても小説にしても書く人の思想(イメージ)の表現だと思っています。絵も同じだと考えています。必ずしも写実にこだわろうとは思っていません。実在のものを忠実に復元するのは写真に任せておけばいいでしょう。風景を描くときも邪魔なものはカット、ここにこんなものを入れたらと思うときはほかの画像から取り込むこともあり得ます。安野光雅画伯もそんな手法を使われる事があると聞いています。色彩にしてもそうですここはこんな色のほうが全体のバランスがいいと思えば色に変化を与えることにしています。実在の風景をそのまま受け入れることができればそれがベストでしょうが実在のものをそのまま受け入れても絵にならないこともあります。そこに創作的なものが必要かと考えています。
by andrew-katsu
| 2011-12-10 17:28
| 信州・安曇野