2010年 01月 19日
博多街中の風景 |
いつも山里の風景ばかり描いていますが、たまには街中の風景もと思って遊び半分に描いてみました。福岡の中心部「天神界隈」です。
福岡市の中心部を「那珂川」という川が流れています。この川を挟んで東側が「博多」と呼ばれるエリア、西側が「福岡」と昔から呼ばれていました。「博多」は商人の町、「福岡」は黒田藩の城下町として栄えてきました。この絵はその那珂川の福岡側の川べりの風景で、反対側は西日本一の中州の歓楽街です。この絵の中央にある「赤レンガの建物」は、1902年に日本生命の社屋として建てられた建物で国の重要文化財です。現在は「赤煉瓦文化会館」として使用されています。
なお余談ですが、1889年市制がしかれた際、市の名前を「博多」にするか「福岡」にするか双方の住民の意見が二つに分かれ紛糾したそうですが、「市の名前は福岡」、ただし「駅の名前はその所在地が博多エリアにあることもあって博多駅」となり、これで一件落着と相成りました。
以前、私に来る郵便物の宛名が時々「博多市」と書いたものがありました。ちなみに私は「福岡エリア」の住民です。
by andrew-katsu
| 2010-01-19 15:09
| 福岡地方